【開催しました】2019年4月27日 第29回「芝公園へ音ハンにGO!」
お知らせ,活動日誌
第29回目となる音あそび実験室。今回は、「芝公園へ音ハンにGO!」と題して、初めてとなる芝の家を飛び出しての野外編です。
はじめに、芝の家にて、音を野外で聞くときの心構えや注意事項についての説明。全員に、普段と聞こえ方が変わる、紙コップ製の集音装置が配られました。
あいにくの雨模様ですが、傘を差しつつ、芝の家横の狭い路地を通ってスタートです!
芝公園に着くまでの道のりでも、たくさんの面白い音が聞こえてきます。
自販機から微かに聞こえる音をみんなで聴いてみたり…
電話ボックスの中と外での音の聞こえ方の違いを味わったり…
上には高架、下には川がある橋にて、不思議な音の聞こえ方を探ってみたり…
そうこうしているうちに、芝公園に到着。いつの間にか雨も止んでいます。緑豊かな公園には、さまざまな人や鳥、植物、そして橋や像などの人工物がひしめいています。
石造りの立派な橋の下から音を聞いてみたり…
虎の像の鳴き声をみんなで想像して声に出してみたり…
不思議な並びの石の上にみんなで立って、儀式っぽい演奏をしてみたり…
風がなく静かな風車がカラカラと回る音をみんなで想像してみたり…
最後には、再び芝の家に戻ってきて、それぞれが気になった音スポットをシェアしながら、芝の音マップをつくりました。
ある対象が出す音をじっくり聞いてみたり、ある環境や状況での音の聞こえ方の変化を味わってみたり、その場所から連想されるが実際には聞こえない音を想像して演奏してみたり…一口に「音を聞く」と言っても、それには人によって、そして場所によって、さまざまな方法があるということを、みんなで楽しみながら分かち合うような時間になりました。
次回は、引き続き野外編です。「アウトドアの音楽」と称して、いろいろな場所をめぐり、その場所でしかできない音楽について考えていきます。ぜひご参加ください!
(石橋 鼓太郎)